脱臭・VOC処理装置を製造するカンケンテクノ
カンケンテクノは「さわやかな環境づくり」と「エネルギーのリサイクル」を掲げ、地球環境保護に取り組む企業です。スローガン「安全衛生と働く仲間は事業の礎・源泉。全員で生み出す新技術で地球環境の未来に貢献!」のもと、品質と環境マネジメントシステムを確立し、持続可能な社会の実現を目指しています。
主な事業には、スクラバーと熱酸化技術を組み合わせた除害装置、VOC処理装置、超低露点を提供する除湿装置があります。これらの装置は環境負荷の軽減や製造プロセスの効率化に貢献し、クリーンな大気と安全な環境を維持します。
目次
カンケンテクノとは?
カンケンテクノは、「さわやかな環境づくり」と「エネルギーのリサイクル」をモットーに、地球環境の保護に取り組む企業です。優れた環境装置の開発を通じて、資源や環境の保全に貢献し、持続可能な社会経済の発展を目指しています。
◇スローガン
カンケンテクノ株式会社のスローガンは、「安全衛生と働く仲間は事業の礎・源泉。全員で生み出す新技術で地球環境の未来に貢献!」です。
また、その技術を通じて地球環境の未来に貢献することを目指しており、企業の理念と行動指針を表しています。
◇品質・環境方針
カンケンテクノの品質・環境方針は、世界中の顧客のニーズと社会の要請に応えるために、品質および環境マネジメントシステムを確立することにあります。
主力商品である排ガス処理装置を多くの顧客に提供することで、地球温暖化防止と大気の環境保全に貢献することを目指しています。この方針に基づき、持続可能な社会の実現に向けて取り組んでいます。
カンケンテクノの事業内容
◇除害装置
カンケンテクノは、スクラバー技術と熱酸化技術を組み合わせたオールインワン・パッケージタイプの除害装置を提供しています。この装置は、省エネに最適な電気ヒータ式の熱源を採用しており、効率的に有害物質を除去します。これにより、環境負荷を軽減しながら、安全でクリーンな大気を維持することに貢献しています。
◇脱臭・VOC処理装置
カンケンテクノは、VOC(有機溶剤)を含む排ガスの脱臭・処理装置を提供しています。小風量から大風量まで、さまざまな排ガス処理に対応可能で、貴社の製造ラインに最適な装置を提案します。これにより、工場や製造現場の環境改善と安全性向上に貢献しています。
◇除湿装置
カンケンテクノは、独自の「階層固定式」技術を活用した除湿装置を提供しています。この装置は、超低露点(-50℃dp以下)のドライエアーを安定して供給することができ、精密な環境管理が求められる現場に最適です。この技術により、製造プロセスの品質向上と効率化に貢献しています。
カンケンテクノの排ガス燃焼装置を紹介
カンケンテクノが取り扱っている排ガス燃焼装置をご紹介します。
◇直接燃焼装置
画像出典:カンケンテクノ
カンケンテクノの直接燃焼装置は、高温で悪臭やVOCなどを熱酸化分解し、無害化する処理装置です。この装置は、ほとんどの排ガス処理に対応可能であり、高効率の熱交換器を搭載しているため、運転容量を低減しながら高い処理効率を実現します。
また、自動運転が可能で操作も簡単です。さらに、オプションとして排熱回収システムにも対応しており、エネルギー効率の向上にも寄与します。
◇触媒燃焼式脱臭装置
画像出典:カンケンテクノ
カンケンテクノの触媒燃焼式脱臭装置は、触媒を利用して低温で悪臭やVOCなどの排ガスを熱酸化分解する処理装置です。この装置は、低温で高い処理効率を実現し、高効率の熱交換器を搭載しているため、運転容量の低減が可能です。
また、触媒は再生して再利用できるため、長期的な運用にも適しています。自動運転が可能で、操作も簡単です。さらに、コンパクトな設計に加え、オプションで排熱回収システムにも対応しており、エネルギー効率をさらに向上させます。
◇濃縮式(回転式)脱臭装置
画像出典:カンケンテクノ
カンケンテクノの濃縮式(回転式)脱臭装置は、回転式濃縮ロータを用いてVOCなどの低濃度ガスを高濃度に濃縮し、熱酸化分解して無害化する処理装置です。この装置は、燃焼装置のコンパクト化と高効率の熱交換器の搭載により、運転容量の低減が可能です。
また、自動運転が可能で操作も簡単です。吸着剤には不燃性の合成ゼオライトを使用しており、安全性も確保されています。さらに、オプションとして排熱回収システムにも対応しており、エネルギー効率をさらに向上させることができます。
カンケンテクノの除害装置を紹介
カンケンテクノが取り扱っている除害装置をご紹介します。
◇KT1000シリーズ
画像出典:カンケンテクノ
カンケンテクノのKT1000シリーズは、ヒーターを熱源とした高効率除害装置で、特許取得済みの前後スクラバーを搭載しており、PE-CVDやLP-CVD工程などの排ガス処理に最適です。
このシリーズは、高負荷ラインの排ガス処理に対応しつつ、省エネと低メンテナンスを実現することで、運用コストの削減にも貢献します。シリーズには、以下のモデルがあります。
KT1000MFH
省エネモードを標準装備し、高負荷粉塵対応のモデルで、300mm半導体製造ラインや液晶生産ラインの排ガス処理に適しています。水・電気の使用量を削減し、前後の低メンテナンスエリアを備えています。
KT1000MFS
KT1000MFHの進化版で、省スペース・低コストを実現した装置です。設置が容易で、価格も手頃です。
KT1000MOC
MO-CVD装置で使用される大流量のNH3やH2を、電気ヒータ式高温炉で熱酸化分解する装置です。
◇KPLシリーズ
画像出典:カンケンテクノ
カンケンテクノのKPLシリーズは、大気圧プラズマを利用して、難分解性のPFCガス(SF6、CF4など)を効率的に処理する装置です。安定した直流プラズマの高温により、これらのガスを分解除去します。
このシリーズは、難分解性ガスの効果的な除去を実現し、クリーンな環境を保つために重要な役割を果たしています。
KPL-C13
難分解性のCF4やハロゲンガス、SiH4、TEOS、さらに分解により副生成するフッ素系ガスを1台で同時に処理できる装置です。電気と水だけでこれらのガスを分解し、内蔵されたスクラバーによって副生成ガスも安全に処理します。
KPL-C13-W
加水分解反応性の高い粉塵生成ガス(BCL3)に対応した、Metal-Etch用の除害装置です。KPL-C13と同様に、電気と水だけでCF4やハロゲンガスを分解処理し、副生成するフッ素系ガスも内蔵スクラバーで処理可能です。
◇KTシリーズ
画像出典:カンケンテクノ
カンケンテクノのKTシリーズは、ヒータを着火源とし、燃料の燃焼熱で排ガスを処理するハイブリッド除害装置です。この装置は、通常の燃焼装置とは異なり、パイロットバーナを使用せず、蓄熱構造を採用しているため、失火のリスクがありません。
KTシリーズは、信頼性の高い排ガス処理を実現し、安定した運転を提供することを目的としています。
KT1000HBD
KTシリーズの一環で、ヒータを着火源とするハイブリッド除害装置です。蓄熱構造を持つこの装置は、安定した燃焼プロセスを提供し、失火の心配がないため、安心して運用できます。
カンケンテクノは「さわやかな環境づくり」と「エネルギーのリサイクル」を掲げ、地球環境保護に取り組む企業です。スローガン「安全衛生と働く仲間は事業の礎・源泉。全員で生み出す新技術で地球環境の未来に貢献!」のもと、品質と環境マネジメントシステムを確立し、持続可能な社会の実現を目指しています。
同社の主力商品には、省エネ・低環境負荷の除害装置やVOC処理装置、階層固定式の除湿装置があります。直接燃焼装置、触媒燃焼式脱臭装置、濃縮式脱臭装置など、さまざまな排ガス処理装置を提供し、高い処理効率とエネルギー効率を実現しています。
除害装置としては、KT1000シリーズやKPLシリーズ、KTシリーズを取り扱い、それぞれ高効率な処理を可能にし、省エネ・低コスト運用を実現しています。特に、KT1000MFHやKPL-C13などは、特定の排ガスや粉塵に対応し、環境保全に貢献しています。