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排ガス処理装置パーフェクトガイド | おすすめ企業を紹介

排ガス処理装置会社一覧

多くの技術力と多数の実績がある大気社

公開:2024.08.21 更新:2024.08.21
多くの技術力と多数の実績がある大気社

大気社のVOC除去技術にはアドマットC、RTO、キャタバーンがあり、各種悪臭や揮発性有機化合物を効率的に処理します。遠心式気水分離技術は配管中の気泡を除去し、コスト削減と寿命延長に貢献します。

直接燃焼式「オドレット」は高効率な排気処理を実現し、蓄熱燃焼式RTOは高濃度ガス処理に対応。触媒燃焼式「キャタバーン」は低温で高効率な排気処理を行い、CO2排出を抑えます。

大気社とは?

株式会社大気社は、東京都新宿区に本社を構える企業で、1913年に設立されました。同社は空気調和設備やクリーンルーム、塗装プラントなどの設計・施工を手掛け、環境対応技術を基盤にグローバルに事業を展開しています。

2022年の中期経営計画では、持続可能な社会への貢献とインクルーシブなグローバル企業を目指すビジョンを掲げています。また、脱炭素の推進にも積極的に取り組んでいます。

◇インダストリアルクリーンルーム(ICR)技術

インダストリアルクリーンルーム技術は、先端の電子産業が求める高い空気清浄度と精密な温湿度・気流環境を実現するための技術です。この技術は、分子汚染や微振動への対策を含み、省エネルギーと低コストでの運用を可能にします。

気流制御技術は、クリーンルーム内の空気を均一にし、清浄度や温湿度のムラを解消するものです。クリーンディフューザを使って天井からのHEPAフィルターを通した冷風を拡散させ、空気の流れを最適化し、省エネルギー効果も得られます。

分子汚染対策技術は、クリーンルーム内で発生する有害物質や汚染物質を防ぐための総合的な対策です。独自のデータベースと技術を用い、外気や資材からの汚染物質を防ぎ、効率的に除去することで生産性を向上させます。

◇VOC除去技術

大気社のVOC除去技術は、工場から排出される揮発性有機化合物(VOC)や悪臭ガスを処理するためのシステムを提供します。

主な技術として、繊維状活性炭を用いた「アドマットC」でのVOC吸着、850℃以上でVOCを酸化分解する省エネルギー型「RTO」、そして高効率の「ロータリー式RTO」などがあります。

また、再利用が難しい混合溶剤ガスや悪臭の排気処理に効果的な「キャタバーン」や、広範な成分・濃度に対応する「オドレット」なども提供し、各業界のニーズに対応しています。

◇遠心式気水分離技術

大気社の遠心式気水分離技術は、循環水配管中に混入した大小の気泡を分離し、回収して配管外に排出する技術です。

この技術は、配管中にエアが混入することで発生するエアロック、騒音、振動、さらには配管の錆や腐食といった問題を解決します。配管中のエアを効率的に除去し、手動のエア抜き操作やエア抜配管の引き回しが不要となるため、コスト削減と配管の寿命延長に貢献します。

大気社の直接燃焼式排ガス処理装置を紹介

オドレットは、大気社が提供する直接燃焼装置で、塗装プラントメーカーとしての豊富な経験を活かして開発されました。

この装置は、世界中で数百基が稼働しており、処理ガスの成分や濃度に関係なく、有害物質や悪臭成分のほぼすべてを酸化分解します。そのため、非常に高い処理効率と安定性を持ち、効果的な排気処理を実現しています。

◇オドレットの排気処理

オドレットの排気処理は、有害ガスや悪臭を750℃以上で均一に加熱し、反応炉で0.5秒以上の滞留時間を確保して酸化分解を行います。通常、排ガスの濃度は酸化分解のための必要エネルギーを満たさないため、追加の燃料が必要です。

しかし、酸化分解後のガスと未処理ガスを熱交換(最大75%の効率)させることで、燃料費を節減しています。これにより、効率的かつ安定した排気処理が実現されています。

◇特徴

オドレットの特長は、排ガス成分に応じて処理温度を調整できるため、安定した処理が可能で、排ガス成分を完全に燃焼処理します。また、におい成分を直接燃焼し、悪臭を完全に分解除去します。

さらに、シリコンやリン、硫黄などを含む排ガスやタール、ダスト、ミスト、金属蒸気を含むガス処理も可能です。排熱利用による経済性も高く、未処理ガスの予熱や他の用途での熱利用が可能です。全自動運転により操作が容易で、触媒交換も不要です。豊富な実績に基づき、最適なバーナーが選定され、都市ガス、LPG、灯油などが使用できます。

大気社の蓄熱燃焼式排ガス処理装置を紹介

RTO

画像出典:大気社

RTO(蓄熱式脱臭装置)は、揮発性有機化合物(VOC)を850℃以上の高温で酸化分解する省エネルギータイプの装置です。

この装置は、高濃度のガス処理に適しており、アドマットシステムの後処理部としても利用可能です。RTOはエネルギー効率が高く、排ガスの脱臭と浄化に効果的で、さまざまな産業での環境保護に貢献します。

◇特徴

RTOは、セラミック媒体を蓄熱材として充填した熱交換器を備えており、熱効率は85~95%の範囲で選択可能です。これにより使用エネルギーを最小限に抑え、助燃料をほとんど必要としない省エネルギー効果を発揮します。高濃度の排ガスに対しては、廃熱ボイラなどを付帯させ、蒸気や熱媒・熱風として熱回収が可能です。

RTOの排気処理効率は98%以上で、標準型では2塔式の構成となっています。処理ガスは一方の塔を通過し、蓄熱材によって750℃程度に昇温され、その後反応室で約800℃以上に加熱されることで、有機溶剤を酸化分解します。浄化された高温空気はもう一方の塔を通って蓄熱材に放熱され、再び処理のサイクルが繰り返されます。

ダンパーの切り替えにより、効率的に蓄熱と放熱を交互に行うことで、安定した運転が維持されます。このシステムは、安全性評価試験や排出ガスの環境対策にも適用可能で、トータルシステムとして排ガス処理や水処理にも対応しています。

大気社の触媒燃焼式排ガス処理装置を紹介

キャタバーン

画像出典:大気社

キャタバーン®(触媒燃焼排気処理装置)は、塗装、印刷、化学、電線、ゴム、鋳造、食品、畜産水産加工業などで排出される再利用が困難な混合溶剤ガスや悪臭を効果的に処理する装置です。

この装置は、触媒燃焼技術を利用して、これらのガスを効率的に分解し、悪臭を除去します。また、ガス吸着濃縮装置アドマットの後処理装置としても非常に有効で、より高い処理効率を実現するために利用されます。

◇特徴

キャタバーンは、低温での高効率な排気処理を実現し、二次汚染を抑える優れた特長を持つ排ガス処理装置です。一般的な直接燃焼式排気処理装置が700~850℃の高温で処理を行うのに対し、キャタバーン®は触媒を用いることで250~300℃の低温で運転が可能です。この低温運転により、NOxの発生が少なく、燃料消費を抑えることでCO2の排出も減少します。

また、プレート型熱交換器が未処理ガスと処理済みガスの熱交換を行うことで、更なる省エネルギー効果が得られます。特に、乾燥炉排気のように排ガス温度が高い場合や、溶剤濃度が高い場合には、燃料費の低減や溶剤の燃料利用によるエネルギー消費の削減が可能です。

さらに、キャタバーン®は全自動制御システムを採用しており、操作はワンタッチで簡単に行え、運転管理には特別な免許や資格が不要です。これにより、安全で効率的な運転が可能となっています。


大気社は、空気調和設備、クリーンルーム、塗装プラントの設計・施工を行い、環境対応技術を基盤にグローバル展開しています。

同社のインダストリアルクリーンルーム技術は、高い空気清浄度と精密な環境制御を実現し、省エネルギーと低コスト運用を可能にします。VOC除去技術では、アドマットCやRTO、キャタバーンなどを使用し、各種悪臭や揮発性有機化合物を効率的に処理しています。遠心式気水分離技術は、配管中の気泡を効率的に除去し、コスト削減と寿命延長に貢献します。

直接燃焼式排ガス処理装置「オドレット」は、高い処理効率と安定性を提供し、効率的な排気処理を実現します。蓄熱燃焼式RTOは、省エネルギーかつ高効率な装置で、高濃度ガス処理にも対応しています。触媒燃焼式「キャタバーン」は、低温で高効率な排気処理を行い、CO2排出を抑制します。