サンレー冷熱の排ガス処理装置を支える充実したメンテナンス体制とアフターサービス
サンレー冷熱株式会社は、燃焼技術と環境ソリューションの分野で50年以上にわたり実績を重ねてきた総合エンジニアリング企業です。排ガス処理装置や熱風発生装置、廃液処理装置などの環境装置をはじめ、省人・無人化を支援する産業設備を提供し、多様な業界で活用されています。
経営理念に掲げる「クリーンな環境づくりに役立ち 安心をお届けします」のもと、国内外に充実したメンテナンス・サポート体制を展開。環境負荷の低減と顧客の設備最適化を両立させる高性能な製品群とサービスで、地球環境と持続可能な産業活動の両面から貢献を続けています。
目次
サンレー冷熱とは?

引用元:サンレー冷熱
サンレー冷熱は、燃焼技術を基盤に排ガス処理装置をはじめとする環境装置を提供してきた総合エンジニアリング企業です。環境負荷低減と安全性の両立を重視し、設計から製造、メンテナンスまで一貫した体制で顧客の課題解決を支援しています。
産業分野の多様なニーズに対応し、持続可能な環境づくりに貢献しています。
◇企業概要
サンレー冷熱株式会社は、燃焼技術と環境ソリューションの分野で実績を積み重ねてきた信頼の総合エンジニアリング企業です。
主に排ガス処理装置、熱風発生装置、廃液処理装置といった環境装置の開発・製造を手がけ、省人・無人化を目指す産業設備も数多く提供しています。食品、化学、電子、半導体、公共インフラ分野など、さまざまな業種で利用され、地球環境の保全と快適な作業環境の実現に貢献しています。
同社は国内外に営業拠点・メンテナンス体制を整え、アジア地域(中国・韓国・台湾)でもサービス展開を行うなど、グローバルな視点でのサポートも充実しています。
| 会社名 | サンレー冷熱株式会社 |
| 所在地 | 〒573-1132 大阪府枚方市招提田近3-25 |
| 電話番号 | 072-856-3221 |
| 公式ホームページ | https://www.sunray-r.co.jp/environment/ |
さらに詳しい情報は公式ホームページでも確認できます。ぜひチェックしてみてください。
◇経営理念

引用元:フォトAC
サンレー冷熱の経営理念は、「クリーンな環境づくりに役立ち 安心をお届けします」です。
この理念のもと、同社は低NOx・省エネ・クリーン燃焼を軸とした装置設計を行い、環境に優しい製品開発を推進しています。「安心」とは、安全性・品質・信頼の3要素を備えた製品とサービスを指しており、顧客との約束を守ることを重視しています。
製品を通じて安心感を届け、信頼される企業ブランドとしての価値を高め続けています。
◇行動指針とセールスポイント
サンレー冷熱は、顧客から信頼されるパートナーであり続けることを基本姿勢とし、社会や産業構造の変化を的確に読み取りながら、技術、業務プロセス、経営管理の在り方を柔軟に変化させてきました。
技術革新が加速する中でも現状にとどまらず、常に改善と進化を重ねることで、持続的に価値を提供する企業を目指しています。
同社のセールスポイントは、燃焼技術を核とした装置・設備化の設計力と、精密部品加工に裏打ちされた高いモノづくり力にあります。これらの強みを生かし、顧客の課題や運用条件に応じた独自性のある製品・サービスを提供しています。
「クリーン(環境)」と「安心(安全・品質・信頼)」を追求する姿勢を徹底し、環境配慮型製品の開発にも積極的に取り組んでいます。
さらに、品質・納期・コストのバランスを重視した生産体制を継続的に鍛え上げるとともに、5Sや見える化を徹底し、現場や事務所そのものを技術力と信頼性を示すショールームとして位置付けています。
こうした取り組みを通じて、業界のトップを目指しながら、社会に貢献できる価値の創出を続けています。
◇提供しているサービス

引用元:フォトAC
サンレー冷熱は、製品の開発・設計・製造からメンテナンスまでを一貫して対応できる体制を構築しており、「環境」と「安心」に重点を置いたサービスを提供しています。
環境対策では、排出抑制・再使用・再生(3R)に配慮した低環境負荷の装置を開発し、省エネやCO₂削減を支援しています。安心の提供では、安全装置の標準搭載、扱いやすい操作設計、メンテナンスの簡易化などを徹底しています。

引用元:フォトAC
さらに、製品単体ではなく、本体・周辺機器・アフターサポートを含むトータルソリューションとして提供することで、顧客の設備全体の最適化を支援しています。独自性のある機能や技術により、高付加価値な製品・サービスの提供を実現しています。
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サンレー冷熱の排ガス処理装置を含めた製品を紹介

引用元:サンレー冷熱
サンレー冷熱は、長年にわたり培った燃焼技術を基盤とし、多様な環境課題に対応する高性能な環境装置を提供しています。
脱臭・排ガス処理・廃液処理といった用途に応じて、一品一様の設計対応を行い、VOC対策や悪臭防止、公害防止、エネルギー効率の改善を実現しています。
ここでは、サンレー冷熱が取り扱っている主要な環境装置をご紹介します。
◇触媒燃焼式脱臭装置

引用元:サンレー冷熱
サンレー冷熱の触媒燃焼式脱臭装置は、触媒反応を利用して悪臭成分を効率的に分解し、低燃費かつ高性能な脱臭処理を実現するパッケージ型装置です。
半導体、電子、石油化学、印刷、塗料、食品、化学プラント、し尿・汚泥処理など、広範な業種で活用されており、省エネルギーとカスタマイズ性に優れています。
主な特徴は以下のとおりです。
- 省エネルギー性に優れる
触媒反応によって酸化分解温度が大幅に引き下げられるため、従来の直接燃焼方式に比べて燃料コストを大幅に削減可能です。電気ヒーターとの併用も可能で、エネルギー源の選択肢も広がります。 - 顧客仕様に合わせた自社設計
装置寸法・使用燃料・排ガス量・制御方式・安全設計など、すべての仕様を一品一様で設計可能です。省スペース型や特定設備への組み込みにも対応でき、現場の制約をクリアします。 - 高効率な脱臭性能を発揮
処理能力の変動や臭気成分の変化にも対応できる設計で、安定した脱臭効果を維持します。触媒劣化を抑える構造により、長期間にわたって性能を保つことができます。 - 多様な排ガス成分に対応
有機臭気、アルコール系、ケトン類、脂肪酸、アミンなど、複雑な混合臭にも対応可能です。臭気の種類や濃度に合わせて最適な処理方式を提案します。 - 高い安全性と運用性
自動制御による温度管理・ガス流量管理、安全遮断機構を備えており、事故リスクを最小限に抑えた設計です。運転開始・停止もスイッチ操作のみで行えるため、オペレーションも非常に簡単です。
触媒技術による高効率な脱臭処理を実現するこの装置は、環境負荷を抑えつつ性能を重視する現場に最適です。
◇直接燃焼式脱臭装置

引用元:サンレー冷熱
サンレー冷熱の直接燃焼式脱臭装置は、長年培ってきた燃焼技術を活かし、環境保全とエネルギー効率を両立する高性能なパッケージ型脱臭システムです。
VOCや悪臭成分を含む排ガスを対象に、半導体、電子、石油化学、印刷、食品、塗装、し尿・汚泥処理施設など、さまざまな業種で採用されています。
主な特徴は以下のとおりです。
- 高脱臭効率を実現
本装置は、燃焼室で高温(通常800~1000℃)を維持し、臭気物質を完全酸化・分解する方式を採用しています。特にVOCや有機化合物など、分解が難しいとされる成分に対しても高い脱臭効果を発揮し、99%以上の処理効率を実現します。 - 二次公害を発生させない設計
乾式処理方式を採用しており、処理過程で廃水や汚泥といった副産物が発生せず、処理後の排気もクリーンです。これにより、処理装置にかかる追加の水処理負担をなくし、維持管理の簡易化と環境対応を同時に実現できます。 - 省スペースで高耐久
燃焼炉はコンパクトながら、耐熱性と構造強度に優れた材質を採用しており、長期間にわたり安定した性能を維持できます。また、自動制御機能を備えており、稼働状況に応じた最適運転が可能です。結果として、保守点検の手間も削減でき、運用コストの抑制にもつながります。 - 省エネルギー性の向上
燃焼によって発生した廃熱を有効活用することで、エアヒーターや廃熱ボイラーと連携した熱エネルギーの再利用が可能です。これにより、単なる脱臭装置にとどまらず、エネルギー効率向上にも寄与する装置として経営メリットを生み出します。 - 高度な安全設計
バーナーメーカーとしての長年の知見を活かし、保安機器の最適選定や異常時の自動停止機能、燃焼監視センサーなどを標準搭載。全自動運転システムにより、オペレーターの負担を軽減しつつ、安全かつ確実な処理を実現します。
確実な脱臭性能と環境対応力を求める現場において、サンレー冷熱の直接燃焼式脱臭装置は、信頼できる選択肢のひとつです。
◇濃縮式脱臭装置

引用元:サンレー冷熱
サンレー冷熱の濃縮式脱臭装置は、回転式濃縮ローターと燃焼装置を組み合わせることで、低濃度・大風量の臭気ガスに対応しながら、低ランニングコストを実現した効率的な脱臭システムです。
多様な業種の工場や研究施設でのVOC・臭気処理に導入されており、安全性と経済性に優れています。
主な特徴は以下のとおりです。
- 大風量・低濃度対応:大量の低濃度ガスを処理する現場に最適な設計
- ガス濃縮機能:低濃度ガスを高濃度に濃縮し、効率的に後段の燃焼処理へ供給
- 装置のコンパクト化:濃縮により燃焼装置を小型化でき、省スペースにも貢献
- ランニングコスト低減:燃料使用量を抑え、運転コストを大幅に削減
- 安全性の確保:吸着剤に不燃性材料を使用しており、安心して運用可能
印刷・化学・電子部品・塗装・半導体など幅広い業種に対応し、省エネと脱臭性能を両立したこの装置は、低濃度VOC処理に最適な選択肢です。
◇パルスプラズマ脱臭装置

引用元:サンレー冷熱
サンレー冷熱のパルスプラズマ脱臭装置は、低濃度・大風量・複合臭気といった厄介な臭気課題に対応するために開発された、次世代型の脱臭装置です。
食品、医薬品、肥料製造工場やごみ処理、排水処理施設など、臭気管理が求められる幅広い現場で導入が進んでいます。
主な特徴は以下のとおりです。
- 高効率脱臭:酸化ラジカルとの反応と、プラズマ+吸着触媒の相乗効果で、複合臭気にも高い脱臭性能を発揮
- 経済性の高さ:触媒剤の交換頻度が少なく長寿命、加えてパルス放電で電力消費も低く、ランニングコストを大幅削減
- 簡単運用:必要な動力は電力のみで、スイッチ操作で即時に運転/停止が可能なシンプル設計
- 環境にやさしい設計:薬品・化石燃料を一切使用せず、排煙・廃液ゼロ。CO₂排出もなく、地球環境に配慮した技術
環境負荷を最小限に抑えながら、複雑な臭気にも対応可能なこの装置は、低濃度臭気対策の決定版といえる選択肢です。
◇熱風発生装置

引用元:サンレー冷熱
サンレー冷熱の熱風発生装置は、長年培った燃焼技術を基盤に、高効率・省エネルギー・低価格を追求したパッケージ型熱風炉です。
温度管理が求められる各種加熱工程において、安定した熱供給と運用性の高さで幅広い用途に対応しています。
主な特徴は以下のとおりです。
- 安定した熱風供給:温度変動のない安定した熱風を連続的に供給し、製品品質を維持
- 超低CO燃焼にも対応:一酸化炭素排出量を抑えたクリーン燃焼仕様で、環境配慮型運転が可能
- 幅広い仕様対応:高圧型・低温型・高温型など、現場の条件に応じたカスタマイズが可能
- 選べる供給方式:直接熱風供給式に加え、製品に直接触れない間接熱風供給方式も選択可能
- コストパフォーマンスに優れた設計:ランニングコストと導入コストを抑えた経済的な熱源装置
塗装・食品・飼料乾燥など多岐にわたる用途に対応し、安定した加熱環境を実現するサンレー冷熱の熱風発生装置は、信頼性の高い産業用熱源として高く評価されています。
◇廃液燃焼処理装置

引用元:サンレー冷熱
サンレー冷熱の廃液燃焼処理装置は、可燃性廃液から難燃性廃液、汚染水までを安全かつ確実に燃焼・無害化するために開発された専用装置です。
食品、化学、バイオ、研究機関など、さまざまな分野で発生する廃液処理に対応し、省エネと公害対策の両立を実現します。
主な特徴は以下のとおりです。
- 多様な廃液に対応:あらゆる性質の廃液を最適条件で完全燃焼し、無害化を徹底
- 最適燃焼制御:高温と適切な滞留時間の確保で、廃液成分を安定的に分解
- 公害対策も万全:塩素系廃液焼却後のガスは急冷装置・バグフィルターで処理し、法令対応を徹底
- 熱回収による省エネ:廃熱を回収し、ボイラーや加熱装置への再利用が可能
- 自己熱源の活用:廃液自体の燃焼熱を利用した運転で、省エネ型システムを提案可能
エネルギー効率と環境安全を両立させるサンレー冷熱の廃液燃焼処理装置は、多様な廃液処理ニーズに応える信頼の技術です。
排ガス処理装置とは?仕組みと種類を基礎からわかりやすく解説

工場や各種設備から発生する排ガスは、そのまま大気中に放出すると環境負荷や法令違反につながるおそれがあります。そのため、多くの産業分野では排ガス処理装置の導入が不可欠です。
こちらでは、排ガス処理装置の基本的な役割や仕組みを整理し、代表的な処理方式である湿式・乾式の違いや特徴について解説します。
◇そもそも排ガス処理装置とは
排ガス処理装置とは、工場やプラント、各種製造設備から排出されるガスを処理し、有害物質や臭気、粉じんなどを除去・低減するための装置です。主な目的は、大気汚染の防止、作業環境の改善、各種環境法令への適合にあります。
排ガスには、VOC(揮発性有機化合物)、酸性ガス、アルカリ性ガス、悪臭成分、微粒子などが含まれる場合があり、排出源や工程内容によって成分や濃度は大きく異なります。
排ガス処理装置は、こうしたガス成分を物理的・化学的に処理し、環境への影響を抑えた状態で排出する役割を担います。単に装置を設置するだけでなく、排ガス量や成分、温度、運転条件に応じた方式選定が重要であり、処理方式の違いによって性能や運用コストにも差が生じます。
排ガス処理装置の仕組みは大きく分けて、液体を用いてガスを洗浄する方式と、燃焼や吸着、触媒反応などを用いる方式があります。これらは一般的に湿式排ガス処理装置と乾式排ガス処理装置に分類され、それぞれに適した用途や特徴があります。
◇湿式排ガス処理装置
湿式排ガス処理装置は、水や薬液などの液体を使用して排ガス中の成分を吸収・洗浄する方式です。代表的な装置としてはスクラバーがあり、充填塔式やスプレー式、ベンチュリー式などの構造が用いられます。
水に溶けやすい酸性ガスやアルカリ性ガス、粉じん、ミストの除去に適しており、化学工場や表面処理工程、排水処理施設などで多く採用されています。
一方で、処理過程で使用した洗浄水が排水として発生するため、排水処理設備が必要になる点が特徴です。また、油性成分や水に溶けにくいVOCの処理には適さない場合もあり、対象ガスの性質を見極めた設計が求められます。
◇乾式排ガス処理装置
乾式排ガス処理装置は、水や薬液を使用せず、燃焼、触媒反応、吸着、プラズマなどの技術を用いて排ガスを処理する方式です。触媒燃焼式や直接燃焼式、活性炭吸着式、プラズマ脱臭装置などが代表例として挙げられます。VOCや有機溶剤臭、複合臭気の処理に適しており、半導体、電子、印刷、塗装、食品など幅広い分野で利用されています。
乾式方式は排水が発生しないため、設備構成が比較的シンプルで、維持管理の負担を抑えやすい点が特徴です。その一方で、燃焼方式では燃料や電力を使用するため、エネルギー効率や安全設計を考慮した運用が重要になります。
排ガス処理装置におけるメンテナンスの基本的重要性

排ガス処理装置は、環境対策設備の中でも特に長期安定運用が求められる装置です。導入時の性能が高くても、適切なメンテナンスを行わなければ処理能力の低下やトラブルにつながるおそれがあります。
こちらでは、排ガス処理装置におけるメンテナンスの重要性を、性能維持と事業継続の視点から整理します。
◇メンテナンスが排ガス処理性能を左右する理由
排ガス処理装置は、運転を続ける中で内部部品や処理要素が徐々に変化します。たとえば、触媒燃焼式脱臭装置では触媒の劣化や目詰まりが進行し、設計時の脱臭効率を維持できなくなる場合があります。
直接燃焼式装置でも、燃焼条件のズレやバーナー部の汚れによって完全燃焼が妨げられ、処理効率の低下を招くことがあります。
また、湿式排ガス処理装置では、循環水の性状変化や配管内のスケール付着、ノズル詰まりなどが発生しやすく、これらを放置すると処理能力が著しく低下します。乾式装置においても、センサーの経年劣化や制御系のズレが生じることで、排ガス量や成分変動への追従性が落ちる可能性があります。
このような変化は日常運転では気付きにくく、数値や目視点検を伴う定期的なメンテナンスによって初めて把握できるケースが少なくありません。適切な点検や調整を継続することで、設計どおりの処理性能を維持し、環境基準への適合を安定的に確保することが可能になります。
排ガス処理装置のメンテナンスは、性能低下を防ぐための事後対応ではなく、安定稼働を前提とした予防的な取り組みとして位置付けることが重要です。
◇事業継続と法令対応を支えるメンテナンスの役割
排ガス処理装置は、単なる付帯設備ではなく、事業活動そのものを支える重要なインフラです。万一、処理性能の低下や装置停止が発生すると、生産ラインの停止や操業制限につながる可能性があります。
特に環境関連設備は、法令や条例による規制と密接に関係しており、基準未達が確認された場合には是正指導や操業停止を求められることもあります。
定期的なメンテナンスを実施することで、こうしたリスクを未然に防ぎ、安定した事業継続を支えることができます。点検時に異常兆候を把握できれば、小規模な部品交換や調整で対応でき、大規模な修理や突発停止を回避しやすくなります。その結果、長期的な運用コストの抑制にもつながります。
さらに、排ガス処理装置のメンテナンスは、環境配慮姿勢を対外的に示す意味でも重要です。適切な保守管理を行っていることは、企業としての社会的責任を果たしている証左となり、取引先や地域社会からの信頼維持にも寄与します。
こちらでは、排ガス処理装置のメンテナンスを、設備管理の一環としてだけでなく、事業価値を守るための重要な取り組みとして捉える必要があるといえます。
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排ガス処理装置のメンテナンスの工程を解説

排ガス処理装置は、安定した処理性能を維持するために計画的なメンテナンスが欠かせない設備です。処理方式によって点検項目や管理方法は異なり、適切な工程を理解せずに運用すると性能低下やトラブルの原因になります。
こちらでは、湿式および乾式の排ガス処理装置に分けて、基本的なメンテナンス工程と管理のポイントを整理します。
◇湿式排ガス処理装置のメンテナンス
湿式排ガス処理装置は、水や薬液を用いて排ガス中の有害成分や粉じんを洗浄・吸収する方式であり、液体管理がメンテナンスの中心となります。まず重要となるのが、循環水や薬液の状態確認です。
pHや濃度が適正範囲から外れると、吸収効率の低下や装置内部の腐食を招くおそれがあるため、定期的な測定と調整が必要です。
次に確認すべき工程が、ノズルや充填材の点検です。スプレーノズルの詰まりや噴霧状態の乱れは、ガスと液体の接触効率を低下させます。また、充填塔式スクラバーでは、充填材にスケールやスラッジが付着すると圧力損失が増加し、処理能力が低下します。
定期的な洗浄や交換を行うことで、安定した運転を維持できます。
さらに、配管やポンプ、循環槽の点検も欠かせません。湿式装置は腐食環境になりやすいため、配管の摩耗や漏れ、ポンプの異音や振動などを早期に発見することが重要です。これらを放置すると、装置停止や排水トラブルにつながる可能性があります。
湿式排ガス処理装置のメンテナンスでは、処理性能だけでなく、排水処理との連携も含めた総合的な管理が求められます。
◇乾式排ガス処理装置のメンテナンス
乾式排ガス処理装置は、水や薬液を使用せず、燃焼、触媒反応、吸着、プラズマなどの技術によって排ガスを処理します。そのため、装置内部の反応条件や部品状態の管理がメンテナンスの要点となります。
燃焼式装置では、バーナーや燃焼室の点検が重要です。燃焼状態の乱れやカーボン付着が発生すると、処理効率の低下や異常停止につながります。点火系統や燃料供給系、燃焼温度の確認を定期的に行い、設計条件どおりの運転が維持されているかを確認する必要があります。
触媒燃焼式や吸着式装置では、触媒や吸着材の劣化状況を把握する工程が欠かせません。処理性能が徐々に低下するケースが多いため、排ガス測定値や圧力損失の変化をもとに、交換や再生のタイミングを判断します。過度な使用は性能低下だけでなく、後段設備への負荷増大を招くおそれがあります。
また、乾式装置ではセンサーや制御機器の点検も重要な工程です。流量計、温度計、ガス濃度センサーなどが正確に作動していなければ、装置は本来の性能を発揮できません。制御プログラムや安全装置の動作確認を含め、定期的な点検を実施することで、トラブルの予防と安定稼働を両立できます。
乾式排ガス処理装置のメンテナンスは、性能維持と安全確保の両面から計画的に行うことが重要です。
排ガス処理装置の費用の目安
排ガス処理装置の導入を検討する際、多くの事業者が気になるのが費用の目安です。排ガス処理装置は、処理対象や方式、規模によって価格帯が大きく異なるため、一概に金額を示すことは難しい設備といえます。
こちらでは、初期導入費用と運用にかかるコストの観点から、排ガス処理装置の費用感を整理します。
◇排ガス処理装置の初期導入費用の目安

排ガス処理装置の初期費用は、装置本体価格と設置工事費を合わせて考える必要があります。比較的シンプルな湿式スクラバーや小規模な乾式装置であれば、数百万円程度から導入できるケースもあります。
一方で、大風量対応や高濃度ガス処理を目的とした装置、複数工程を組み合わせたシステム構成の場合には、数千万円規模になることも珍しくありません。排ガス量、ガス成分、温度、設置スペースなどの条件によって設計内容が大きく変わるため、費用にも幅が生じます。
◇設置工事費で考慮すべきポイント
設置工事費も見落としやすいポイントです。装置の据付に加え、ダクト工事、配管工事、電気工事、制御盤設置などが必要となるため、現場条件によっては本体価格に近い金額が工事費として発生する場合もあります。
既存設備との接続やレイアウト変更が必要な場合は、追加費用が発生する可能性があります。
◇運用時に発生するランニングコスト
導入後に発生するランニングコストも重要な検討要素です。湿式排ガス処理装置では、循環水や薬液の補充費用、排水処理費用が継続的に発生します。乾式排ガス処理装置の場合は、燃焼用燃料や電力費、触媒や吸着材の交換費用などが主なコストとなります。
装置方式によっては、消耗部品の寿命や交換頻度がコストに大きく影響します。
◇保守・メンテナンスにかかる費用
さらに、定期点検やメンテナンス費用も考慮が必要です。排ガス処理装置は環境法令と密接に関わる設備であるため、計画的な保守点検が求められます。
定期点検契約を結ぶ場合、年間数十万円から数百万円程度の費用が発生するケースがありますが、突発的なトラブルや大規模修理を防ぐ観点では、結果的にコスト抑制につながる場合もあります。
◇トータルコストで考える費用判断の重要性
排ガス処理装置の費用を検討する際は、初期費用の安さだけで判断するのではなく、運用コストや将来的な保守費用を含めたトータルコストで比較することが重要です。
処理対象に適した方式を選定し、過不足のない設計を行うことで、無駄な投資を抑えつつ、安定した環境対策を実現できます。
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サンレー冷熱のサポート体制とは?

引用元:サンレー冷熱
サンレー冷熱は、製品の製造・納入だけでなく、その後の技術支援や保守においても万全の体制を構築しており、長期的な設備の信頼性と顧客満足度の向上に努めています。
「売って終わり」ではなく、「納入後も寄り添う」姿勢を大切にし、省エネ、省力、安全、環境といった多角的な側面から、お客様の設備を最適な状態に維持・改善するためのサポートを行っています。
◇技術サービス

引用元:フォトAC
サンレー冷熱の技術サービスは、単なる技術提供ではなく、「お客様と一緒に考え、成長する伴走型支援」が特徴です。製品の設計段階から導入後の運用改善まで、多角的な観点で最適解を導き出します。

引用元:サンレー冷熱
- 省エネルギー対策
バーナーや環境装置の効率最大化を支援し、燃料使用量や電力消費の削減を図ります。省エネ診断や稼働データの分析を通じて、コスト削減と環境貢献を両立。 - 省力化・自動化支援
メンテナンスや点検の手間を削減する設計提案や、現場での作業者の安全性を高める運転制御の見直しも実施。人的リソースの最適化に貢献します。 - 環境・法令対応
VOC排出や悪臭、公害防止に関わる法令遵守を支援。設置環境や業種に応じた適正な処理装置の提案、改修なども行います。 - 安全対策の強化
フェイルセーフ(故障時も安全な状態に保つ)思想に基づき、安全装置の選定・導入・運転シーケンスの見直しを実施。企業のリスクマネジメントに貢献します。
このように、単なる装置提供にとどまらず、「環境と効率を両立させたトータルサポート」を行うことで、顧客の信頼と満足を長期的に支えています。
◇メンテナンス

引用元:サンレー冷熱
高性能な装置も、日々の点検・整備がなければ本来の力を発揮できません。サンレー冷熱は、国内外の保守拠点とサービスマン常駐体制を整備し、緊急対応から長期運用支援まで万全の体制を構築しています。
- 全国5拠点対応(大阪・東京・仙台・名古屋・鳥取)
拠点には熟練のサービスマンが常駐し、定期点検・不具合対応・緊急修理などを迅速に実施。 - アジア圏にも対応
中国・韓国・台湾など海外にも対応し、グローバル展開企業のニーズにも対応可能。 - 装置本体から周辺機器まで幅広く対応
バーナーや排ガス処理装置はもちろん、ダクト、配管、制御盤、計測機器といった付帯設備も一括サポート。 - 計画的な定期点検・オーバーホール
年次・月次の定期点検やオーバーホールにより、設備の寿命を延ばし、突発停止を未然に防止。 - 緊急対応と代替部品の提案
主要部品は豊富に在庫を保有し、生産中止部品についても技術的に代替対応が可能。
◇サンレー冷熱の「サポート体制」が選ばれる理由

引用元:フォトAC
- 「売って終わり」でなく、「導入後の安心・効率・継続性」を約束する
- トラブルが起きる前の予防保守に注力する姿勢
- 導入した設備が最大限の性能を発揮できる状態を維持することがゴール
- 法規制や社会的要請(環境・安全・省エネ)への対応をトータルで支援
サンレー冷熱のサポート体制は、製品という「モノ」ではなく、安心という「価値」を提供する仕組みです。顧客の設備と事業が、どのような状況でも安定して継続できるよう、これからも万全の体制で現場を支え続けています。
必要に応じて、IoT対応や予兆保全の提案など、次世代の保守にも積極的に取り組んでいます。
排ガス処理装置のおすすめメーカー3選
産業活動が活発化する一方で、大気汚染や温暖化といった環境課題への対応が求められる中、排ガス処理装置の重要性はますます高まっています。適切な装置を選定することで、法規制への対応はもちろん、生産プロセスの効率化や企業の環境価値向上にもつながります。
ここでは、技術力・信頼性・環境配慮の観点からおすすめできる排ガス処理装置メーカーを3社ご紹介します。
◇カンケンテクノ株式会社

カンケンテクノは、「さわやかな環境づくり」「エネルギーのリサイクル」を企業理念に掲げ、排ガス処理とエネルギー回収を融合させた高度な環境技術を提供している専門メーカーです。

引用元:カンケンテクノ株式会社
代表的な製品として、スクラバーと熱酸化技術を組み合わせた除害装置や、VOC処理装置、超低露点除湿装置などがあり、化学・製薬・電子部品分野など、VOC・臭気対策が重要な業種で高く評価されています。
| 会社名 | カンケンテクノ株式会社 |
| 所在地 | 〒617-0833 京都府長岡京市神足太田30-2 |
| 電話番号 | 075-955-8823 |
| 公式ホームページ | https://www.kanken-techno.co.jp/ |
同社の装置は、排ガスに含まれる有害物質を高効率で除去するだけでなく、処理プロセス中に発生する熱エネルギーを再利用することで、省エネ性も確保しています。
また、納入後のアフターサービスにも力を入れており、導入企業が長期間にわたり安定運用できるようサポート体制も充実しています。
環境負荷の低減と、製造ラインのエネルギー効率を両立したい企業にとって、極めて信頼性の高いパートナーといえるでしょう。
カンケンテクノ株式会社について詳しく知りたい方はこちらも併せてご覧ください。
◇TESSHA株式会社

TESSHAは、「省エネルギー」「廃棄物削減」「法令順守」の3本柱を軸に、環境装置を設計・製造している実力派メーカーです。全社員に環境方針を浸透させ、企業全体で環境課題に取り組む体制が確立されています。

引用元:TESSHA株式会社
主力製品は、小型触媒式脱臭装置や直接燃焼式脱臭装置。これらは、食品、建材、鉄道、建設機械など幅広い分野で導入実績を誇り、悪臭・VOC処理に高い効果を発揮します。
| 会社名 | TESSHA株式会社 |
| 所在地 | 〒190-1221 東京都西多摩郡瑞穂町箱根ヶ崎1322-1 |
| 電話番号 | 042-557-8305 |
| 公式ホームページ | http://www.tessha.com/ |
TESSHAの大きな強みは、遠隔監視システム「リモートモニター」の導入による、リアルタイムな稼働状況の把握と迅速な異常対応。これにより、トラブルの早期発見・早期解決が可能となり、現場の管理負荷が大幅に軽減されます。
さらに、運転コストやメンテナンス性に配慮した装置設計にも定評があり、安定稼働を何よりも重視したい企業には特におすすめです。
TESSHA株式会社について詳しく知りたい方はこちらも併せてご覧ください。
▼TESSHAは排ガス処理装置のメンテナンスやテスト機貸し出しに対応
◇旭化成エンジニアリング株式会社

旭化成エンジニアリングは、親会社である旭化成グループの高度な技術資産を背景に、総合的なプラントエンジニアリングサービスを提供している大手企業です。排ガス処理においても、長年の実績に裏打ちされた信頼性の高いソリューションを展開しています。

引用元:旭化成エンジニアリング株式会社
蒸留・膜分離・生物処理などの基幹プロセス技術に加え、直接燃焼式・触媒酸化式の排ガス処理装置を組み合わせることで、高濃度・高温・多成分ガスにも柔軟に対応可能。化学プラント・製薬工場など、複雑な排ガスを扱う現場でも安心して導入できます。
| 会社名 | 旭化成エンジニアリング株式会社 |
| 所在地 | 〒108-0075 東京都港区港南2-16-4-16F |
| 電話番号 | 03-6872-1300 |
| 公式ホームページ | https://www.asahi-kasei.co.jp/aec/index.html |
さらに、プラントの設計から施工、試運転、アフターサポートまでを一貫対応する体制が整っているため、プロジェクト全体の最適化を図りやすく、長期的な運用コストの削減にもつながるという点が大きな魅力です。
装置単体ではなく、「生産プロセス全体を見据えた排ガス処理」を求める企業にとって、旭化成エンジニアリングは理想的なパートナーです。
旭化成エンジニアリング株式会社について詳しく知りたい方はこちらも併せてご覧ください。
▼ユーザーの立場に立った設計・生産を行う旭化成エンジニアリング
まとめ

引用元:フォトAC
サンレー冷熱株式会社は、燃焼技術と環境ソリューションに強みを持つ総合エンジニアリング企業です。排ガス処理装置や熱風発生装置、廃液処理装置などを手がけ、省人化・省エネ化・環境対応を重視した製品を国内外で展開しています。
経営理念「クリーンな環境づくりに役立ち 安心をお届けします」のもと、安全性と信頼性を備えた装置開発と、万全のサポート体制を整えています。
提供する脱臭装置は、用途に応じて触媒燃焼式、直接燃焼式、濃縮式、パルスプラズマ式など多様なラインアップを用意。いずれも省エネルギー性と高性能な脱臭能力を兼ね備えており、VOCや悪臭対策に有効です。
加えて、熱風発生装置や廃液燃焼処理装置なども展開し、食品や化学、半導体、医薬品業界などで多数導入されています。
サポート面では、全国5拠点とアジア拠点による保守網を整え、定期点検や緊急修理に迅速対応。フェイルセーフ設計、省エネ支援、法令対応提案など、装置導入後も包括的に支援する姿勢が高く評価されています。
トラブルを未然に防ぎ、設備の長寿命化と効率化を同時に実現する信頼のパートナーとして選ばれています。
▼排ガス処理装置とは?仕組み・種類・選び方までわかりやすく解説