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中外炉工業の直接燃焼式・蓄熱燃焼式排ガス処理装置を紹介

公開:2024.08.21 更新:2024.08.21
中外炉工業の直接燃焼式・蓄熱燃焼式排ガス処理装置を紹介
引用元:中外炉工業

中外炉工業は1945年創業の企業で、サーモテック分野で独自の技術を持ち、技術力と設計力が強みです。急激な社会・経済環境の変化に対応し、カーボンニュートラルに向けた新市場の創出や製品改良に注力しています。2050年のカーボンニュートラル達成を目指し、水素バーナーや電熱式熱処理炉などの技術開発を進め、CO₂排出量の削減目標として2013年基準で1,200万t-CO₂削減を設定しています。

中外炉工業とは?

中外炉工業は、1945年の創業以来、サーモテック分野における独自技術を開発し続ける技術志向の企業です。開発力と設計力を最大の強みとしていますが、現在の社会・経済環境の急激な変化に対応するため、カーボンニュートラルを中心とした新市場の創出や既存製品のブラッシュアップに積極的に取り組んでいます。

また、社内の働きがいのある職場作りにも注力し、革新的な変革を通じて顧客やステークホルダー、社会全体の持続的成長に貢献することを目指しています。

◇脱酸素化への取り組み

中外炉工業は、熱技術分野における脱炭素化のリーダーとして、2050年カーボンニュートラルの実現を目指し、技術および製品開発を推進しています。近年、各国政府が温室効果ガスの大幅削減目標を掲げ、企業にも環境対策を重視した技術開発が求められています。

中外炉工業は、国内のCO₂排出量の約17%を占めるとされる工業炉関連業界において、温室効果ガス削減に向けた取り組みを加速させています。
具体的には、水素バーナーやラジアントチューブ式水素バーナー、水素燃焼式過熱水蒸気技術、アンモニア燃焼、電熱式熱処理炉などの脱炭素技術を開発し、導入を進めています。

また、製品使用によるCO₂排出量が特に大きいため、2050年に向けた脱炭素目標を設定し、排出量の実質ゼロを目指しています。この目標は、2013年時点で日本全体の約1%に相当する1,200万t-CO₂を基準とし、既存商品以外でのCO₂削減も含めて達成を目指します。

中外炉工業の事業内容

◇部品・素材熱処理炉

中外炉工業の部品・素材熱処理炉のラインナップは、幅広い産業分野に対応する多様な製品を提供しています。これには、自動車部品や機械部品の熱処理炉、バッテリーや回路基板、触媒、磁性材料の熱処理炉などが含まれます。

これらの熱処理炉は、高精度の温度管理と高品質な処理を実現するために設計されており、顧客のニーズに応じたカスタマイズが可能です。また、酸素バーナーや水素バーナーなど、環境に配慮した燃焼技術を組み込んだ製品も提供しており、脱炭素化に向けた取り組みを強化しています​

◇大気浄化設備

中外炉工業の大気浄化装置は、さまざまな排ガス処理ニーズに対応する多機能なシステムを提供しています。主な装置には以下の特徴があります。

蓄熱式排ガス処理装置

高効率なエネルギー回収を可能にする装置で、特に回転式蓄熱排ガス処理装置(R-RTO)や1塔多室型(RTO)、2塔式(Tw-RTO)などのバリエーションがあります。これらは濃縮排ガス処理システムと組み合わせることで、さらなる効率向上が図れます。

直燃式(直接燃焼式)装置

低カロリーガスやオイルミスト、ダストを含む排ガスの分解に特化しており、塩素やフッ素、アンモニアなどの有害物質を含む排ガスや廃液を安全かつ効率的に処理します。

◇キルン・汚泥焼却設備

中外炉工業は、増加する有機性廃棄物の処理に対応するため、多筒型ロータリーキルン炭化システムを開発しました。この外熱式キルンは、有機性廃棄物を炭や活性炭といった高付加価値の製品にリサイクルすることが可能です。

従来の処理方法が限界に達している中、同社のキルン・汚泥焼却設備は、快適な生活環境の創造を目指し、工業炉技術、燃焼技術、制御技術を結集させた革新的なソリューションです。

中外炉工業の直接燃焼式排ガス処理装置を紹介

中外炉工業が取り扱っている直接燃焼式排ガス処理装置をご紹介します。

◇低カロリーガス燃焼設備

低カロリーガス燃焼設備

画像出典:中外炉工業

中外炉工業の低カロリーガス燃焼装置は、化学プラントや各種炭化設備から発生する副生ガスを安全かつ効率的に処理し、熱回収を行う装置です。このシステムは、水素や溶剤系排ガスを含む低カロリーガスを安定して燃焼させ、有効利用することが可能です。

特徴として、同軸バーナーによる安定燃焼が挙げられ、低カロリーガスと一般燃料を水平同軸で投入することで、安定した燃焼を実現します。また、低カロリーガスの燃焼により、火炎温度が低く、緩慢な燃焼が行われるため、自然と低NOxを達成します。さらに、排ガスボイラーを活用して可能な限りの熱回収を行い、費用対効果を最大化しています。

この装置は、供給圧力が低いガスの燃焼にも対応しており、わずかな昇圧で燃焼が可能です。また、水平横置型の燃焼炉に蓄熱体を設置することで、完全燃焼を実現し、不完全燃焼を防止します。システム全体が効率的に設計されており、廃熱回収も含めたトータルソリューションを提供します。

◇オイルミスト・ダスト含有排ガス分解設備

画像出典:中外炉工業

中外炉工業のオイルミスト・ダスト含有排ガス分解設備は、オイルミストを完全燃焼させ、ダストを効率的に捕集できる装置です。

この設備は、各種スクラップ溶解炉などから発生する未燃分を含む排ガスの無害化処理や、廃液の脱臭処理、VOCの高度分解に対応しています。特に、99.9%以上の高分解率を目指して設計されており、高濃度有機物を含む排ガスの処理に最適です。

省エネルギー設計が施されており、熱交換器による排ガスの加温や排ガスボイラーでの蒸気回収など、費用対効果を最大化する工夫がされています。また、水平横置型の燃焼炉を採用しているため、炉内の温度差が小さく、安定した燃焼が可能です。

さらに、シンプルな構造により、大型設備の計画も容易に行えます。このシステムは、幅広い用途に対応し、効率的な排ガス処理を実現する総合的なソリューションを提供します。

中外炉工業の蓄熱燃焼式排ガス処理装置を紹介

中外炉工業が取り扱っている蓄熱燃焼式排ガス処理装置をご紹介します。

◇回転式蓄熱排ガス処理装置(R-RTO)

回転式蓄熱排ガス処理装置(R-RTO)

画像出典:中外炉工業

中外炉工業の回転式蓄熱排ガス処理装置(R-RTO)は、大気汚染防止法の改正以降、国内でのVOC排出規制に対応するために多く導入されている蓄熱燃焼式排ガス処理装置です。同社は500基以上の納入実績を誇り、圧力変動が少ない回転式や、大風量に対応可能な5塔式など、さまざまな機種を提供しています。廃熱ボイラーを利用した熱回収や再生溶剤燃焼など、省エネルギーに関する豊富な経験を有しています。

R-RTO装置は6〜8室から構成され、特殊な回転弁を使用して排ガスを上昇流と下降流に連続的に切り替えます。これにより、フィルム製造ラインなどの生産ラインへの圧力変動が最小限に抑えられます。排ガスは、蓄熱材を通じて820℃に加熱され、有機物が高温部で酸化分解されることで無害化されます。さ

らに、未処理の有機物が浄化ガスに混入しないよう、切り替え時には清浄ガスでパージされる設計になっています。

◇1塔多室型蓄熱排ガス処理装置(RTO)

1塔多室型蓄熱排ガス処理装置(RTO)

画像出典:中外炉工業

中外炉工業の1塔多室型蓄熱排ガス処理装置(RTO)は、3室以上の蓄熱室を備え、吸気、排気、パージをバルブ切替えで行うことで、効率的な排ガス処理を実現します。パージ室を設けることで、バルブ切替え時に処理ガスが大気に放散するのを防ぎ、98%以上の分解処理効率を達成します。

この装置は、〜3000m³/minの大風量にも対応可能で、ヤニやタールに対する対策として空焼きモードの設定も可能です。高い処理能力と効率性を備えたこの装置は、さまざまな産業の排ガス処理ニーズに応えます。


中外炉工業は1945年に創業し、サーモテック分野での独自技術を持つ企業です。技術力と設計力を強みとし、急激な社会・経済環境の変化に対応するために、カーボンニュートラルに向けた新市場の創出や既存製品の改良に取り組んでいます。社内の働きがいのある職場作りにも注力し、持続的な成長を目指しています。

脱炭素化に向けては、2050年のカーボンニュートラル達成を目指し、水素バーナーや電熱式熱処理炉などの技術開発を進めています。CO₂排出量削減を目指し、2013年基準で1,200万t-CO₂の削減を目標としています。

主な事業には、部品・素材熱処理炉、環境配慮型の大気浄化設備(蓄熱式や直燃式)、および有機性廃棄物処理に対応したキルン・汚泥焼却設備があります。これらの装置は高精度な処理と環境保護に貢献し、顧客ニーズに応じたカスタマイズが可能です。