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排ガス処理装置の主な処理方法と吸着法のメリット・導入事例を解説

公開:2025.02.24 更新:2025.03.04
排ガス処理装置の主な処理方法と吸着法のメリット・導入事例を解説
引用元:photo AC

排ガス処理装置は、燃焼法、湿式法、乾式法の方法で環境負荷を低減します。吸着法はVOCや有害物質を効率的に除去し、省エネルギーで長期間の安定運用が可能です。主要メーカーはサンレー冷熱、大陽日酸、島津理化などです。

主な排ガス処理装置の処理方法

煙突

引用元:photo AC

工場や発電施設などから排出される排ガスは、環境に大きな負荷を与えるため、適切な処理が不可欠です。排ガス処理装置はその方法によって特性が異なり、さまざまな技術が活用されています。

◇燃焼法

燃焼法は、排ガス中の有機物を酸化分解して、二酸化炭素(CO₂)や水(H₂O)に変換する方法です。特に揮発性有機化合物(VOC)の処理に効果的で、高温での燃焼により有害物質を除去します。燃焼法には、直接燃焼法、触媒燃焼法、蓄熱燃焼法の3種類があります。

直接燃焼法は、高温(750~850℃)でVOCを完全に燃焼させる方法で、効率が高い一方、低濃度の排ガスには補助燃料が必要になります。触媒燃焼法は、貴金属触媒を使用し、低温(350~450℃)でも燃焼が可能な省エネルギー型です。蓄熱燃焼法は、燃焼エネルギーを回収して熱効率を向上させる方法で、高効率な排ガス処理が実現できます。

◇湿式法

湿式法は、排ガスを液体に通して有害成分を除去する方法です。特に酸性ガスやアンモニアガスなど、水溶性の成分を除去する際に有効です。代表的な装置としてスクラバーがあり、液体の噴霧により排ガス中の汚染物質を吸収します。

水やアルカリ溶液を使用することで、排ガスに含まれる硫黄酸化物(SOx)や塩化水素(HCl)などの酸性ガスを効果的に除去可能です。さらに、化学反応を起こす成分を吸収液に加えることで、除去率をさらに高めることができます。しかし、吸収液の処理が必要で、循環利用や廃液処理が求められる点が課題となります。

◇乾式法

乾式法は、固体吸収剤やフィルターを使用して排ガスを処理する方法で、ばいじんや酸性ガス、有害物質の除去に優れています。主に活性炭、ゼオライト、石灰、金属酸化物などの吸収材を使い、排ガスを通過させることで有害成分を吸着し、反応を促進します。

活性炭はVOCやダイオキシン類の除去に優れ、ゼオライトは高温環境下でのガス吸着能力に長けています。乾式法は水を使わないため、廃液処理の必要がなく、メンテナンスが容易という利点があります。しかし、吸収材が飽和した際の交換が必要で、ランニングコストを考慮した運用が重要です。

吸着法の特徴とメリット

活性炭

引用元:photo AC

排ガス処理にはさまざまな方法がありますが、その中でも吸着法は特に有害物質の除去に優れた方法として広く利用されています。吸着法は、活性炭やゼオライトなどを用いて汚染物質を効率的に捕集するため、環境負荷を低減する重要な技術です。

◇吸着法の特徴

吸着法は、活性炭やゼオライトなどの吸着剤を使用して、排ガス中の汚染物質を取り除く方法です。物理的または化学的な吸着作用を利用して、ガス中の特定成分を効率的に捕集します。特に、揮発性有機化合物(VOC)やダイオキシン、酸性ガスなどの有害物質の処理に効果的で、工場や発電所、研究施設など幅広い分野で使用されています。

低温での処理が可能であり、高温が必要な燃焼法と比較してエネルギー消費を抑えられる点も特徴です。さらに、吸着剤を適切に管理すれば、長期間にわたって安定した性能を維持できるという利点があります。

◇主な吸着剤

吸着法で使用される代表的な吸着剤には、活性炭、ゼオライト、樹脂系吸着剤の3種類があります。活性炭は多孔質構造を持ち、VOCや有機系臭気を効率的に吸着できるため、排ガス処理以外にも飲料水の浄化や空気清浄機でも広く使用されています。

ゼオライトは鉱物由来の吸着剤で、化学的に安定しており湿度の影響を受けにくい特性があります。このため、湿度が変化する環境での使用に適しています。樹脂系吸着剤は特定の汚染物質に対して高い選択性を持ち、化学プラントなどで特殊な排ガス処理に用いられます。

◇吸着法のメリット

吸着法には、省エネルギー性、設置の容易さ、高い処理効率など、さまざまなメリットがあります。燃焼法と異なり、高温処理が不要なため、エネルギー消費を抑えることができ、運用コストの削減につながります。さらに、比較的コンパクトな設計であるため、設置スペースが限られた場所でも導入しやすいという特徴もあります。

適切に吸着剤を管理することで、高効率に有害物質を除去しつつ、再利用や交換を行いながら運用することが可能です。しかし、吸着剤には吸着容量の限界があり、一定期間ごとに再生や交換が必要となるため、定期的なメンテナンスが重要です。

吸着法を使用した排ガス処理装置の導入事例

電卓とお金・計算のイメージ

引用元:photo AC

吸着法を活用した排ガス処理装置は、環境負荷の軽減やコスト削減を目的に多くの企業に導入されています。特に、二酸化炭素排出量の削減とVOC(揮発性有機化合物)の効果的な処理、さらに吸着剤のランニングコスト削減に成功した事例が注目されています。

◇二酸化炭素の排出量を抑えたVOC設備

環境規制が強化される中で、VOC処理設備には二酸化炭素排出削減が求められています。その一例として、活性炭を使用した吸着法にエネルギー回収技術を組み合わせ、CO₂排出量を大幅に抑えた事例があります。排ガス中のVOCを活性炭に吸着させ、水蒸気を用いて脱着処理を行うこの方法では、エネルギー回収によって熱エネルギーを再利用します。

また、デカンターを活用して回収した溶剤を再利用することで、廃棄物を最小限に抑えることができ、排熱ボイラーによる蒸気の再利用で省エネ効果も実現されました。これにより、VOC処理に伴う二酸化炭素排出量を削減し、工場全体の環境負荷軽減に貢献しています。

◇吸着剤にかかるランニングコスト削減に成功した事例

VOCを含む排ガス処理では、吸着剤の交換や再生にかかるランニングコストが大きな課題となります。印刷業界では、排ガス量の増加により、活性炭の交換頻度が高くなり、運用コストが上昇する問題がありました。そこで、ある印刷会社では、従来の粒状活性炭から球状活性炭(BAC)に切り替えることで、吸着性能を向上させ、吸着剤の寿命を延ばすことに成功しました。

球状活性炭の導入により、交換サイクルが大幅に延長され、VOC成分を選択的に吸着する特殊な吸着剤の使用によって消耗を抑制でき、運用コストの削減が実現しました。この改善により、導入から42カ月でコスト回収が可能となり、長期的に見ると大きな経済的メリットが得られました。

排ガス処理装置のおすすめメーカー

排ガス処理装置の中でも吸着法を用いた技術は、VOC(揮発性有機化合物)の除去や環境負荷の低減に貢献しています。
本章では、吸着法を活用した排ガス処理装置を提供するメーカーとして、サンレー冷熱株式会社、大陽日酸株式会社、株式会社島津理化の3社について紹介します。

◇サンレー冷熱株式会社

サンレー冷熱株式会社
引用元:サンレー冷熱株式会社

サンレー冷熱株式会社は、住友電工グループの一員として、長年にわたり排ガス処理技術の開発に取り組んでいます。
特に、触媒燃焼式脱臭装置や直接燃焼式脱臭装置に強みを持ち、悪臭やVOCを効率的に除去する技術を提供しています。?また、同社は高効率・省エネルギーシステムを重視しており、環境負荷の低減と運用コスト削減を両立する製品を数多く展開しています。

会社名サンレー冷熱株式会社
所在地〒573-1132
大阪府枚方市招提田近3-25
電話番号072-856-3221
公式ホームページhttps://www.sunray-r.co.jp/

特に、バーナー燃焼技術をベースとした排ガス処理装置は、多くの産業分野で導入されており、その信頼性は高い評価を受けています。
さらに、日本国内だけでなく、中国や韓国、台湾にもアフターサービス拠点を展開し、グローバルなサポート体制を整えていることも特徴です。

サンレー冷熱株式会社について詳しく知りたい方はこちらも併せてご覧ください。

サンレー冷熱は充実したメンテナンス体制とアフターサービスを提供

さらに詳しい情報は公式ホームページでも確認できます。ぜひチェックしてみてください。

サンレー冷熱株式会社の公式ホームページはこちら

◇大陽日酸株式会社

引用元:大陽日酸株式会社

大陽日酸株式会社は、産業ガスのプロフェッショナルとして知られ、排ガス処理分野でも高度な技術力を持っています。
特に、エネルギー効率の高いVOC処理システムを提供しており、吸着法を活用した装置の開発に積極的に取り組んでいます。?同社の排ガス処理装置は、ガス吸着技術と再生技術を組み合わせることで、VOCの効果的な除去と溶剤の回収を両立しています。

会社名大陽日酸株式会社
所在地〒142-8558 東京都品川区小山1-3-26
電話番号03-5788-8000
公式ホームページhttps://www.tn-sanso.co.jp/jp/

さらに、廃熱を活用することで二酸化炭素の排出量を抑える技術も導入されており、環境負荷の低減にも貢献しています。
また、大陽日酸は国内外の大規模プラント向けの設備提供も行っており、排ガス処理のトータルソリューションを提供できる点が強みです。

大陽日酸株式会社について詳しく知りたい方はこちらも併せてご覧ください。

大陽日酸の革新技術を解説!自社開発の排ガス処理装置の魅力とは?

◇株式会社島津理化

引用元:株式会社島津理化

株式会社島津理化は、科学技術を活かした環境装置の開発を行っており、吸着法を活用した活性炭吸着排ガス処理装置を提供しています。
同社の製品は、有機ガスや酸性ガス、アルカリ性ガスなど多様な排ガス成分に対応可能な点が特徴です。?また、カートリッジ型の活性炭フィルタを採用し、フィルタ交換が容易でメンテナンス性に優れている点も強みとなっています。

会社名株式会社島津理化
所在地〒101-0051 東京都千代田区神田神保町1丁目32番地 出版クラブビル
電話番号03-6848-6600
公式ホームページhttps://www.shimadzu-rika.co.jp/index.html

さらに、処理風量に応じたカスタマイズが可能で、工場や研究機関など用途に応じた最適な排ガス処理装置を設計できることが特徴です。
同社は、ISO9001およびISO14001の認証を取得しており、品質管理と環境への配慮を徹底した製品開発を行っています。

株式会社島津理化について詳しく知りたい方はこちらも併せてご覧ください。

研究施設に最適な排ガス処理装置を提案!科学技術の発展を支える島津理化


排ガス処理装置にはさまざまな方法があり、環境負荷の軽減に重要な役割を果たしています。主要な処理方法として、燃焼法、湿式法、乾式法があり、それぞれ特性が異なります。

燃焼法は、高温で有機物を酸化分解し、二酸化炭素や水に変換する方法で、揮発性有機化合物(VOC)の処理に効果的です。直接燃焼法、触媒燃焼法、蓄熱燃焼法があり、低温でも効率的な燃焼が可能な触媒燃焼法や熱回収型の蓄熱燃焼法があります。

湿式法は、液体を用いて酸性ガスなどの有害成分を除去する方法で、スクラバーを使った排ガス浄化が代表的です。水やアルカリ溶液を使用して硫黄酸化物や塩化水素を除去しますが、吸収液の処理が課題です。

乾式法は、固体吸収剤やフィルターを使用してばいじんや酸性ガスを取り除く方法です。吸着剤として活性炭やゼオライトが使われ、特に有害物質を効率的に吸着できます。乾式法は水を使わず、廃液処理が不要という利点がありますが、吸着剤の交換が必要です。

吸着法は、活性炭やゼオライトなどを用いて排ガス中の汚染物質を効率的に捕集する方法で、エネルギー消費を抑えた省エネルギー型処理が可能です。特にVOCやダイオキシン、酸性ガスの除去に効果的で、ランニングコスト削減のための吸着剤管理が重要です。