静電気の力で空気をきれいに!電気集塵の仕組みと電気集塵式排ガス処理装置

電気集塵は微細な粉塵や煙の除去に優れ、発電所や製鉄所などで活躍しています。乾式と湿式の2種類があり、それぞれの用途に応じて選ばれます。TPS式とノイルフト式の装置は、排ガス中の有害物質を効果的に除去し、環境保護に貢献しています。
目次
電気集塵の仕組みと特徴

引用元:photo AC
電気集塵は、産業分野において重要な役割を果たす集塵技術であり、特に微細な粉塵や煙の除去に効果を発揮します。フィルター式と異なり、電気の力を利用して粒子を捕集し、安定した性能を維持します。本記事では、電気集塵の特徴、仕組み、主な用途について詳しく解説します。
◇電気集塵の特徴と主な用途

引用元:photo AC
電気集塵は、粉塵や煙の粒子に電荷を与え、それらを集塵板に引き寄せる技術です。この方法は、微細な粒子の捕集に優れ、0.1ミクロン以下の粒子にも対応可能です。フィルターでは除去できないような微細な粉塵も、高効率で集塵できます。
また、圧力損失が少ないため、エネルギー消費を抑えつつ効率よく集塵を行えます。この特性を活かし、電気集塵は発電所や製鉄所、化学工場などで活躍しています。特に発電所では、燃焼時に発生する有害な煙やばいじんを除去し、大気汚染防止に貢献しています。
さらに、食品工場や医薬品工場など、クリーンな作業環境が求められる場所でも使用されています。これにより、衛生的な環境の維持が可能となり、製品の品質向上にも寄与しています。
◇電気集塵の仕組み
電気集塵は、粉塵粒子に電荷を与え、それを集塵電極に引き寄せる仕組みで動作します。高電圧を加えた放電電極と接地された集塵電極の間に電場が形成され、空気中の粉塵粒子がその電場に引き寄せられます。粒子は帯電し、集塵電極に吸着します。
集塵板に付着した粉塵は、定期的に振動装置によって払い落とされ、回収されます。これにより、目詰まりが起こりにくく、長期間安定した性能を維持できます。また、排気ガス処理でも高い除去効率を発揮し、環境保護に貢献しています。
ただし、電気集塵の導入には高圧電源が必要で、初期コストが高くなる点は考慮すべきです。それでも、安定した集塵能力とエネルギー効率の高さから、多くの産業で採用されています。
電気集塵のメリットと乾式・湿式の違い

引用元:photo AC
電気集塵は、微細な粉塵や煙を効果的に集める技術として、発電所や工場の排ガス処理において重要な役割を担っています。フィルター式集塵機と比較して、圧力損失が少なく、長期的な安定性を持つことが特徴です。さらに、乾式と湿式という2つのタイプがあり、それぞれの特徴に応じた使い分けが求められます。
◇電気集塵のメリット
電気集塵の最も大きなメリットは、微粒子の捕集性能にあります。0.1ミクロン以下の微細な粒子も効率よく集めることができ、大気汚染の対策として非常に効果的です。一般的なフィルター式では除去が難しい粒子も、電気集塵であれば確実に処理できます。
また、フィルターを使用しないため、目詰まりの心配が少なく、長期間にわたって安定した集塵性能を維持できます。さらに、圧力損失が小さくエネルギー効率が高いため、送風機の消費電力を抑え、運用コストを削減することが可能です。メンテナンスも簡単で、フィルター交換が不要なため、長期的なコスト削減にもつながります。
◇乾式・湿式の違い
電気集塵には乾式と湿式の2つの方式があり、用途によって使い分けが求められます。乾式電気集塵は、金属製の集塵板に粉塵を付着させ、定期的に振動を加えて払う方法です。主に石炭火力発電所や製鉄所で使用され、乾燥した粉塵に適しています。乾式の特徴は運用コストが低く、設備の耐久性が高いことですが、高湿度の環境では粉塵が付着しやすく、集塵性能が低下することがあります。
一方、湿式電気集塵は、水を使って集塵板に付着した粉塵を洗い流す方法で、化学プラントやゴミ焼却場などで使用されます。湿式は湿度の高い環境でも安定した集塵効果を発揮し、水溶性のガスや油煙を含む排ガスにも対応可能です。また、乾式に比べて有害成分の除去能力が高く、脱硫装置と組み合わせて使用されることもあります。ただし、処理水の管理が必要なため、運用コストが高くなる点には注意が必要です。
排ガス処理装置のおすすめメーカー
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◇サンレー冷熱株式会社

サンレー冷熱株式会社は、住友電工グループの一員として、環境負荷の低減を目指した排ガス処理装置を開発・提供しています。
主な製品として、触媒燃焼式脱臭装置、直接燃焼式脱臭装置、濃縮式脱臭装置、パルスプラズマ脱臭装置などがあり、印刷工場、電子部品工場、化学製品工場、食品工場など、さまざまな業種の悪臭や有害物質の除去に貢献しています。
会社名 | サンレー冷熱株式会社 |
所在地 | 〒573-1132 大阪府枚方市招提田近3-25 |
電話番号 | 072-856-3221 |
公式ホームページ | https://www.sunray-r.co.jp/ |
サンレー冷熱株式会社は独自の技術による高効率な処理システムを提供し、作業環境の改善や環境規制への対応を支援しています。
サンレー冷熱株式会社について詳しく知りたい方はこちらも併せてご覧ください。
▼サンレー冷熱は充実したメンテナンス体制とアフターサービスを提供
さらに詳しい情報は公式ホームページでも確認できます。ぜひチェックしてみてください。
◇株式会社ジェイテクトサーモシステム

株式会社ジェイテクトサーモシステムは、金属・半導体・電子部品の熱処理装置を専門とするメーカーで、排ガス処理装置の開発にも力を入れています。
株式会社ジェイテクトサーモシステムのヒータ式排ガス処理装置「GMシリーズ」は、熱処理中に発生する有機物を含む排ガスを高温で燃焼分解し、悪臭を効果的に除去します。
会社名 | 株式会社ジェイテクトサーモシステム |
所在地 | 〒632-0084 奈良県天理市嘉幡町229番地 |
電話番号 | 0743-640-981 |
公式ホームページ | https://thermos.jtekt.co.jp/ |
特に、セラミックの仮焼結工程や電子部品の脱脂工程において、安定した排ガス処理を実現し、作業環境の改善と環境規制への対応をサポートしています。
高温燃焼による確実な処理能力が特徴で、多様な業種で導入されています。
株式会社ジェイテクトサーモシステムについて詳しく知りたい方はこちらも併せてご覧ください。
▼熱処理装置と排ガス処理装置を極める株式会社ジェイテクトサーモシステム
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▼株式会社ジェイテクトサーモシステムの公式ホームページはこちら
◇日東化工機株式会社

引用元:日東化工機株式会社
日東化工機株式会社は、化学工業機械の製造を手掛ける企業で、環境保全装置の開発にも注力しています。
日東加工機株式会社の排ガス処理装置は、化学工場や製造プラントから排出される有害ガスの除去に対応しており、環境負荷の低減に貢献しています。
会社名 | 日東化工機株式会社 |
所在地 | 東京都江東区常盤1丁目17番11号 |
電話番号 | 03-3633-7801 |
公式ホームページ | http://www.nitto-kakoki.co.jp/ |
カスタマイズ対応が可能で、処理対象のガス成分や工場の条件に応じた最適なソリューションを提供しています。
特に、湿式スクラバーや吸収塔などの装置を活用し、高い処理効率を実現している点が強みです。
日東化工機株式会社について詳しく知りたい方はこちらも併せてご覧ください。
さらに詳しい情報は公式ホームページでも確認できます。ぜひチェックしてみてください。
電気集塵は、産業分野で微細な粉塵や煙の除去に優れた効果を発揮する技術で、特に0.1ミクロン以下の微粒子にも対応できるため、大気汚染防止や作業環境改善に貢献しています。フィルター式とは異なり、電気の力を利用して粒子を捕集するため、圧力損失が少なく、長期間安定した性能を維持できます。電気集塵装置は発電所や製鉄所、化学工場などで広く使用されており、食品工場や医薬品工場でも活躍しています。
電気集塵の仕組みは、粉塵粒子に電荷を与え、集塵電極に引き寄せることで捕集します。集塵板に付着した粉塵は定期的に振動によって払い落とされ、目詰まりが起こりにくい特徴があります。これにより、安定した集塵能力を維持しながら、排気ガス処理においても高い除去効率を発揮します。
電気集塵には乾式と湿式の2つのタイプがあり、乾式は主に石炭火力発電所や製鉄所で使用され、湿式は化学プラントやゴミ焼却場で活用されます。乾式は運用コストが低く、湿式は湿度の高い環境でも安定した効果を発揮しますが、運用コストは高くなります。
排ガス処理においては、TPS式電気集塵装置とノイルフト式電気集塵機が特に優れた性能を持ち、各産業で重要な役割を果たしています。これらの装置は、排ガス中の有害物質を効果的に除去し、環境保護に貢献しています。