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排ガス処理装置コラム

【2026年版】脱臭装置の排熱で熱風発生装置を稼働!乾燥・焼付工程へのエネルギー再利用ガイド

公開:2026.09.17 更新:2026.09.17
【2026年版】脱臭装置の排熱で熱風発生装置を稼働!乾燥・焼付工程へのエネルギー再利用ガイド

塗装工場や樹脂加工工場などでは、脱臭装置とあわせて乾燥炉や焼付炉を稼働させているケースが多くあります。それぞれ別の熱源で運転している場合、脱臭装置から出る高温の排熱を活用できないまま大気へ放出してしまっていることも少なくありません。

本記事では、脱臭装置の排熱を「熱風発生装置」に転用し、乾燥・焼付工程や空調加温へ再利用する仕組みについて解説します。あわせて、導入時に見落としがちな注意点と、対応可能なおすすめ業者3社もご紹介します。

脱臭装置の排熱を乾燥・焼付工程に再利用したい方へ。実績豊富なメーカー3社の比較はこちらから 

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脱臭装置の排熱、そのまま大気放出していませんか?

直接燃焼式や触媒燃焼式などの脱臭装置では、悪臭やVOCを熱によって酸化分解するため、処理後に熱を持った排気が発生します。

この排熱をそのまま大気へ放出している場合、熱交換器などで回収し、工場内の別工程へ再利用することで、エネルギー使用量の削減につなげられるでしょう。 

一方で、同じ工場内には乾燥炉や焼付炉、空調設備など、別の熱源で加熱を行っている工程が存在することも少なくありません。脱臭装置の排熱を「熱風発生装置」として転用できれば、こうした工程の燃料使用量を削減できる可能性があります。

参照元:環境省「環境技術実証事業 VOC処理技術分野」

脱臭装置の排熱を再利用しない場合と再利用する場合を対比するビフォーアフター図。 

熱風発生装置とは|脱臭装置の排熱を「使えるエネルギー」に変える仕組み

そのまま放出すれば失われるだけの排熱も、熱風発生装置を介することで乾燥・焼付工程などに使えるエネルギーへと変わります。ここでは、その基本的なメカニズムと得られる温度帯について解説します。 

熱交換・熱風化のメカニズムと得られる温度帯

脱臭装置の排熱を再利用する方法のひとつが、熱交換器などを使って排熱を回収し、別の空気を加熱して熱風として供給する仕組みです。

熱風をつくる設備には、バーナーや電気ヒーターを熱源とするもののほか、工場内で発生する排熱を熱源の一部として活用するシステムもあります。

脱臭装置から回収した熱を乾燥・焼付工程などに利用する場合は、排ガスの温度や風量、利用先で必要となる熱量などを踏まえて、熱交換器やダクト、補助熱源を含めたシステム全体を設計することが重要です。

得られる熱風の温度帯は数十℃程度から、用途によっては100℃以上まで幅があり、乾燥・焼付といった工程で必要とされる温度に応じて設計されます 

熱風発生装置の仕組みを示すフロー図。

乾燥・焼付・空調加温など工程別の活用先一覧

活用先(工程)内容
塗装後の乾燥工程塗膜の乾燥に熱風を利用
塗装焼付炉焼き付け工程の熱源として利用
各種製品の乾燥工程樹脂・繊維・食品などの乾燥に活用
洗浄後の水切り乾燥工程洗浄後の乾燥工程に利用
冬場の工場内空調加温空調の加温用熱源として利用

脱臭装置の排熱を活用した熱風は、工場内のさまざまな工程で再利用できます。代表的な活用先は次のとおりです。

  • 塗装後の乾燥工程(塗膜の乾燥)
  • 塗装焼付炉での焼き付け工程
  • 樹脂・繊維・食品など各種製品の乾燥工程
  • 洗浄後の水切り乾燥工程
  • 冬場の工場内空調加温

例えば塗装工場であれば、脱臭装置で発生する排熱を乾燥炉の予熱や焼付工程の熱源として利用することで、乾燥炉側のバーナー負荷を軽減できる可能性があります。

排ガス処理装置全体の仕組みについて基礎から確認したい方は、排ガス処理装置の比較サイトTOPページもあわせてご覧ください。

熱風発生装置の組み合わせで注意したい懸念材料

熱風発生装置による排熱再利用は魅力的な省エネ手段ですが、導入にあたってはいくつかの懸念材料があります。

排ガスの風量・温度変動による熱風供給の不安定化

脱臭装置の稼働状況は、生産ラインの稼働率によって変動します。処理する排ガスの風量や温度が変わると、得られる熱風の温度や供給量にも影響が及びます。 

乾燥炉や焼付炉が一定の熱量を必要とする工程である場合、脱臭装置側の稼働状況に左右されて熱風供給が不安定になると、乾燥・焼付品質にばらつきが生じるリスクがあります。

そのため、熱風発生装置を単独の熱源として完全に依存するのではなく、既存の熱源と併用しながら補助的に活用する設計が現実的なケースもあります。

既存の乾燥炉・空調系統への接続工事とダクト設計の負担

脱臭装置と乾燥炉・空調設備は、多くの場合それぞれ独立した設備として設置されています。これらを熱風発生装置でつなぐには、新たなダクト配管や制御系統の接続工事が必要です。 

設置場所の距離やレイアウトによっては、配管が長くなることで熱損失が発生したり、工事費用が想定以上にかかったりする場合もあります。既存設備のレイアウトを踏まえたうえで、どこまで接続工事が現実的かを事前に検討することが重要となるでしょう。

季節・稼働時間帯によって変わる熱需要とのミスマッチ

乾燥・焼付工程や空調加温で必要とされる熱量は、季節や稼働時間帯によって変動します。冬場は空調加温の需要が高まる一方、夏場は不要になるなど、脱臭装置側の排熱供給量と工場側の熱需要が必ずしも一致しないケースもあります。

このミスマッチを踏まえずに設計すると、余った熱風の使い道がなく、期待したほどの省エネ効果を得られない場合があります。

熱風発生装置を無駄なく活かすための設計・運用のポイント

排熱を熱風として再利用する際は、脱臭装置側の稼働状況任せにせず、工場全体のエネルギー需要を踏まえた計画的な設計・運用が欠かせません。ここでは、無駄なく熱を活かすために押さえておきたい2つのポイントを紹介します。 

工場内のエネルギー需要(乾燥・焼付・空調加温)を事前に洗い出す 

熱風発生装置を効果的に活用するには、まず工場内でどの工程がどの程度の熱量を、どのタイミングで必要としているかを洗い出すことが欠かせません。

乾燥炉・焼付炉・空調など複数の候補がある場合、稼働時間帯や必要温度が脱臭装置の稼働パターンと近い工程から優先的に接続を検討すると、無駄の少ない設計につながりにくくなるでしょう。 

脱臭設備と熱風利用設備を「一体設計」するメリット

脱臭装置と熱風発生装置を後から個別に追加するのではなく、導入計画の初期段階から一体で設計することで、ダクトルートや制御システムを最適化しやすくなります。

排ガス条件や工場のエネルギー需要を踏まえた初期計画から、施工、そして導入後の保守管理まで一貫してサポートできる体制があるかどうかは、こうした一体設計の実現度を左右する重要なポイントです。

充実したメンテナンス体制が整っているメーカーであれば、導入後のトラブル対応も含めて安心して運用を任せやすくなります。 

【2026年版】脱臭装置×熱風発生装置の提案力に強みを持つおすすめ業者3選

脱臭装置と熱風発生装置を組み合わせたエネルギー再利用の提案力は、メーカーによって差があります。ここでは、この分野に強みを持つ業者を3社紹介します。

会社名創業・実績強み・特徴対応範囲
サンレー冷熱株式会社80年以上のバーナー・燃焼技術脱臭設備と熱風発生装置を組み合わせた「排熱の有効利用」提案が得意。条件が定まりきっていない排ガスも相談可能初期計画から保守管理までのトータルサポート体制
カンケンテクノ1978年創業高効率熱交換器を搭載した省エネ運転、廃熱回収システムへの対応実績幅広い風量条件に対応、工場規模に応じた比較検討がしやすい
中外炉工業株式会社1945年創業工業炉分野で培った燃焼技術・熱利用のノウハウ大容量設備・特殊な排ガス条件への対応力

1. サンレー冷熱株式会社

サンレー冷熱株式会社公式HP画像
引用元:サンレー冷熱株式会社公式HP
会社名サンレー冷熱株式会社
住所〒573-1132
大阪府枚方市招提田近3-25
電話番号072-856-3221
公式サイトURLhttps://www.sunray-r.co.jp/environment/

サンレー冷熱株式会社は、80年以上培ってきたバーナー・燃焼技術を活かし、脱臭設備と熱風発生装置を組み合わせた「排熱の有効利用」提案を得意としているメーカーです。

工場ごとに異なる排ガス条件や、乾燥・焼付工程で必要な熱量を踏まえたうえで、無理のない一体設計を提案できる点が特徴です。

開発段階のテストで発生するような、条件が定まりきっていない排ガスについても相談できるほか、初期計画から保守管理までのトータルサポート体制が整っており、導入後も安心して運用できます。

さらに詳しい情報は公式サイトでも確認できます。ぜひチェックしてみてください。

サンレー冷熱株式会社の公式サイトはこちら

サンレー冷熱株式会社の口コミ評判記事はこちら!

サンレー冷熱の排ガス処理装置を徹底解説【2026年最新】燃焼技術とアフターサービスの強み

2. カンケンテクノ

カンケンテクノ株式会社公式HP画像
引用元:カンケンテクノ株式会社公式HP
会社名カンケンテクノ株式会社
住所〒617-0833
京都府長岡京市神足太田30-2
電話番号075-955-8823
公式サイトURLhttps://www.kanken-techno.co.jp/

カンケンテクノは、1978年創業の大気環境保全装置メーカーです。VOC排ガス処理を中心に、高効率熱交換器を搭載した省エネ運転を得意としており、廃熱回収システムへの対応実績もあります。幅広い風量条件に対応できるため、工場規模に応じた比較検討がしやすいメーカーです。

カンケンテクノ株式会社の口コミ評判記事はこちら!

カンケンテクノの脱臭・VOC処理装置とは?特徴を比較【2026年最新】

3. 中外炉工業株式会社

中外炉工業株式会社公式HP画像
引用元:中外炉工業株式会社公式HP
会社名中外炉工業株式会社
住所〒541-0046
大阪府大阪市中央区平野町3-6-1
電話番号06-6221-1251
公式サイトURLhttps://chugai.co.jp/

中外炉工業は、1945年創業の工業炉・工業炉用バーナの総合エンジニアリングメーカーです。工業炉分野で培った燃焼技術・熱利用のノウハウを持ち、大容量設備や特殊な排ガス条件への対応力にも強みがあります。

中外炉工業株式会社の口コミ評判記事はこちら!

中外炉工業の直接燃焼式・蓄熱燃焼式排ガス処理装置を比較【2026年最新】

まとめ

脱臭装置から発生する排熱は、熱風発生装置を組み合わせることで、乾燥・焼付工程や空調加温といった工場内のさまざまな熱需要に再利用できる可能性があります。

一方で、排ガスの風量・温度変動や、既存設備との接続工事の負担、季節による熱需要のミスマッチなど、事前に検討しておくべき懸念材料も存在します。

工場内のエネルギー需要を洗い出したうえで、脱臭設備と熱風利用設備を一体で設計・提案できるメーカーを選ぶことが、無駄のない省エネ運用のカギを握るでしょう。 

3社の詳しい比較は排ガス処理装置比較サイトのTOPページから確認できます。

乾燥・焼付工程のエネルギーコストが気になるなら、脱臭設備とあわせて熱利用まで相談できる業者を選ぶことが大切です。 

サンレー冷熱株式会社の公式ホームページはこちら

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